はっとした私は目を開く 現実世界にいたクラスメイトだ・・・。 この久美子という女、私が学校に行っていたとき・・・・・・一番関わっていたかもしれない人間。 過去の存在だと思っていた人間が、自分のすぐそばにいる気がした いや・・・まさかね。顔のよく似た人だろう。単なる偶然だ。 私は気にせず架空の久美子と話し続けた ああ、やっぱり気をつかわなくていいし、相手に言葉を返す時、この世界では時間が与えられる・・・ 相手に届ける言葉を慎重に選ぶことができる・・・ この世界ならば、私は生きていける