と、ある初夏の午後





ちょっと衝撃的な
出来事が起こる。



そんな事も、つゆ知らぬ
午前中のラストスパート



「あっちぃ〜ねぇ。」
「マジ、あっちぃ〜。」

真月と二人
風の止まったリビングで
遅めの朝食を食べる。


「もう、夏服
だそうかな。」

晴れた空を見上げ、真月がいい、
俺は、ちょっと、不満げに
釘をさす事を忘れない。


「今年は、背中だすとか
ミニ丈のデニムとか
禁止だし。」

「なんでよ?」

「……流行ってないもん。」


・・・そんな事は
当然、理由にあらず。


「私、気にしない。
似合うんだし、いいじゃん」


ああ、似合いますとも。

御歳○○才……を、
感じさせぬ処か
その辺のチンチクリンな
モデルなんか
比じゃねぇくらいの
スタイルの持ち主で。



………よく


妄想の世界で


お世話になった………


とか、


大きな声では
いえなくて……


だから、イヤなんだ。


夏がくるの・・・



彼女が、薄着になる。




ってか、
布の面積が減るっ