ルドルフside 僕に甥っ子が生まれた。 大好きな姉さんとハンス兄ちゃんの子ども… 嬉しい。 でもハンス兄ちゃんは知らないままでいいのかなって思うんだ。 こんなに可愛い子なのに… 父親を知らないなんて。 だから―― 届くかわからないけど僕は手紙を書く。 ハンス兄ちゃんに知らせるために。 姉さんを忘れてほしくないから…