そこまで言ったみっちゃんはあたしの方に不意に手を伸ばして来て、あたしの頭の上にポンッと手を置いた。
「???」
そして頭を撫で撫で。
「あたし香澄の事、大好きだよ」
そんな嬉しい言葉のおまけつきで。
よく分からないけど、
「あたしもみっちゃん大好きだよ?」
素直に思った事を口にした。
「一臣君より?」
「え?か、一臣君?それは比べらんないよ」
一臣君への好きとみっちゃんへの好きは違うから。
そう言ったらみっちゃんがニヤリと笑った。
「だよね」
「みっちゃんには、いないの?そう言う一臣君みたいな存在」
「一臣君みたいな?性質が違うかなー」
「性質?」
「うん。違うの。でも、いるよ?今、凄く色々と…あれだけどね」
あれ?
首を傾げると、『この話は終わり!』とみっちゃんが立ち上がった。
「好きな人の事は、いつか香澄に話せるようになったら話すね!」
ニッコリと笑ったみっちゃんにコクンと頷いたと同時に、
「今年のミス桜庭中央とミスター桜庭中央、いよいよ決めますよー」
と言う声が特設会場から聞こえて来た。

