のほーん、と考えしまっていると、一臣君が


「何か食おっか」


笑いを堪えながら言ってくれた。


「………。うん」


これ以上お腹が鳴るのは恥ずかしいから、食べるのは賛成。


「さっき通ったとこに何かあったよな」


そう言ってUターンした一臣君に連れられるままに、食べ物が売ってる場所に向かった。






ー…
………


「いただきます」


Uターンした先にあった三年生のお店で買ったオムソバ。

食べる用に用意された席に座ったあたしは、両手を合わせてから小さく『いただきます』と呟いた。

すると、一臣君がチラリとあたしを見た。


「???」


向かい合わせに座ったから視線がぶつかってしまうのは当たり前だけれど、


「一臣君」

「何?」


どうしてそんなにあたしを見るの?