他校の君。【完】



ー…
………

お姉ちゃんが自分の部屋に戻って、お風呂を終えたあたしは寝る準備万端。

けれど、まだ寝ずにベッドの上に正座して、充電中の携帯と向かいあっている。

一臣君が後で連絡するって言ってたから、メールをしてくれるんだと思う。

あたしから送ってみるって言うのも考えたけど、


(一臣君が忙しかったらダメだし…)


待ってた方がいいかもしれない。

それにあたしから送るなんて、照れ過ぎて文章が思いつかない。


(よ、よし)


待ってよう。

うんうん、と頷きながら携帯を凝視していると、


(…そう言えば)


さっきの事を思い出した。

お姉ちゃんと話してる間に雪が来たんだけど、お姉ちゃんのあまりの盛り上がりように、


『うっわ…。こん中に入りたくない…』


そう言ってアイスを置いて帰って行った。

アイスが溶けかけていたから今は冷蔵庫に入ってる。

コンビニ、そんな遠くないのに雪は寄り道でもしてたのかなぁ?

まあ、折角雪がくれたんだから、文句は言わないし、言うつもりもないしありがたくいただくけれど。


(明日、もう一回お礼言おうっと)