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「送ってくれてありがとう」
一臣君に送ってもらって着いた家。
帰って来るまで一臣君と一緒にいる事が出来たのは凄く嬉しかったけど、その分、今は寂しい。
…だって、学校違うからなかなか会えないんだもん。
部活だってお互いしてるし。
「あのさ」
「うん?」
「朝練あるって言っただろ?」
「うん」
確か部活の朝練、かなり早いんだよね?
「朝練、別に毎日って訳じゃねーんだ」
「うん?」
相槌を打つあたしから、一臣君が視線を逸らす。
一臣君の耳が赤く見えるのは多分、外灯のせいだよね。
「だから」
「うん」
「香澄さえ良かったら、朝、一緒に行かねぇ?」
迎えに来るから、と言われてあたしはコクコクと勢いよく頷く。

