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一臣君の『ごめん』にコクリと頷いたら一臣君が『よかった』とニッコリと笑顔を浮かべた。
ひたすらキュンキュンと高鳴るあたしの心臓。
クレープに夢中になってるフリをして自分で自分を誤魔化そうとする。
(だから、こんなにドキドキ、キュンキュンしてたら心臓壊れちゃうんだってば)
そう思うのに、クレープを食べ終わってもあたしは自分の心臓を誤魔化せない。
だって、クレープを食べ終わって少ししたら一臣君の手が伸びてきて、あたしの手をキュッて握るんだもん。
一臣君ってもしかしてあたしの心をよんでるんじゃないかなぁ?
だから、あたしの事をたくさんからかったり、こうしてドキドキさせたり出来るのかもしれない。
「なんか帰りたくねーな。帰ったら香澄いねーし」
「……っ」
ほら、やっぱり。
一臣君はあたしの心をよめるんだよ。
こうやって何気なく呟きながらあたしの心を捕らえて離さないんだから。

