うとうとと、心地よい暖かさの中でまどろむ。
かぎ慣れたコロンの匂い。
肩を抱きしめている腕の感触。
どれも、あたしの肌になじみ切ったもの。
それでも、はっきりしない。
あたしをこうして包み込んでいるこのオトコの名前。
誰だったっけな。
思いつく名前を端から並べてみたけれど、どれも当てはまらない気がする。
でも、顔を上げてしっかり見て確認するのも面倒くさい。
ここは、居心地がいい。
別にかまわない。
これが誰だって。
あたしが、すきなように振舞える場所だから。
首筋に顔をうずめて、匂いをかぐ。
犬みたいに、くんくんと。
かぎなれた匂い、と思ったけど、そうでもないような気もしてきた。
どっちにしたって知ってる匂い。
何でもいいや。
かぎ慣れたコロンの匂い。
肩を抱きしめている腕の感触。
どれも、あたしの肌になじみ切ったもの。
それでも、はっきりしない。
あたしをこうして包み込んでいるこのオトコの名前。
誰だったっけな。
思いつく名前を端から並べてみたけれど、どれも当てはまらない気がする。
でも、顔を上げてしっかり見て確認するのも面倒くさい。
ここは、居心地がいい。
別にかまわない。
これが誰だって。
あたしが、すきなように振舞える場所だから。
首筋に顔をうずめて、匂いをかぐ。
犬みたいに、くんくんと。
かぎなれた匂い、と思ったけど、そうでもないような気もしてきた。
どっちにしたって知ってる匂い。
何でもいいや。