「僕は君じゃないと駄目なんだ……」 サイファの微かに震える指がクレアの髪をかき分ける。 「もう、酷くはしないから……優しくするから……、 君をちょうだい……」 切ない瞳で懇願される。 ―――サイファがあたしの事と同じくらい、シアンやジキルの事を悔いていればいい…… そうすればサイファを許せるから。 でも、もうそう考えている時点であたしはサイファを許しているのかもしれない……。 「クレア……」 サイファの綺麗な瞳が迫り、クレアの首筋に熱を落とす。