猫耳姫とメガネ王子

「にゃ……?」


「何してんだって聞いてんだよ。教室には生徒が沢山いるのに、なんで助けを呼ばない?」


「壱……」



ジンワリと涙を浮かべる唯。


その涙に、すぐに怒ってしまった事を後悔した。


けど、もう遅い。