猫耳姫とメガネ王子

いくら考えてみても、心あたりはなかった。


窓を見つめて待っていても、開かないカーテン。


現状維持なんて簡単だと思っていたのに、原因もわからないまま現状は崩壊してしまったのだ、


やがて俺は、自分の部屋のカーテンも閉めるようになっていた。


唯が俺を嫌いなら、無理に接するとこは避けたほうがいい。

いつかまた、一緒に笑える日がくるだろう。


そう思ったから。