猫耳姫とメガネ王子

☆☆☆

壱と私は同学年だけれど教室の階数が違う。


壱は頭がいいから特別進学コースで、私はビジネスコース。


パソコンの資格や簿記の資格を取っるのが主な目的。


壱と分かれて、私は1人自分のクラスへ向かう。


もちろん、壱のもらったマスクをつけているから、顔で出ている部分は目と鼻の頭だけ。


奇妙な格好をしているから、知らない生徒たちが振り向いて驚いた顔をしている。