唯はじっと真剣な表情で俺を見てきて、次の言葉を待っている。 あぁもう……ちくしょう! こんな事、口が裂けても言いたくなかった。 言う前から恥ずかしくて、顔が真っ赤になっているのがわかる。 「だから、この障害物競走の時に……」