猫耳姫とメガネ王子

この数日間のうちに唯が起こした事によって、元の状態へ戻ったのかもしれないと考えたのだ。


「唯、お前なにか変わったことをしたか?」


「変わったこと?」


「そう、猫耳が治る前になにしてた?」


俺の問いかけに、唯はベッドの上に座って首を傾げた。


必死で思い出しているみたいだ。