記憶を呼び戻しながら、床に寝てしまって痛くなった体を起こす。


すっかり陽が暮れて、もうすぐ母親が帰ってくるという時間。


俺は隣で寝ている唯の体を持ち上げて、そっとベッドへと寝かせてやった。


研究はこれといって進歩もなく、未だに解決作をみつけられずにいた。


スランプ、というヤツかもしれない。