猫耳姫とメガネ王子

その痛みに、表情を歪ませる。


「こっちも負けれらんないねぇ?」


耳元でそう囁かれて、吐き気を催す。


必死で相手の顔から自分の顔を背ける私。


「ごめんけど、ノンビリできそうにないね」