「じゃぁこうしようぜ! 


彼氏が頑張って喧嘩してる間に、俺はゆっくりのんびり猫ちゃんを頂くからさ、ぶち込む前に助けられたら彼氏の勝ち。

運悪く俺にぶち込まれちゃったら――みぃんなでいただいちゃうっての!!」


ニヤリと口の端をだらしなくあけて、今にもヨダレが垂れ落ちてしまいそうな顔。


こんな気味の悪い男を少しでもカッコイイと思ってしまった自分が、信じられない。


「こっちは遊びじゃねぇんだ」


壱はギリギリと奥歯をかみ締めて、相手の1人1人を睨みつけている。