なんて言いながらも、全く私を解放する気配はない。


相手の方が人数が多いんだから、当然だ。


「んんっ……んむぅっ!」


モゴモゴと必死で壱に訴えかける。


見たところこの人たちは武器を持って居なさそうだけど、それでも危険すぎる。


すぐに戻って助けを呼んできて欲しい。