「唯……?」


まだ夢の続きを見ているような気分だった。


眠ったままの体は重たくて、いう事をきかないし、瞼はすぐに落ちてくる。


だけど、目の前の唯がなんとも悲しそうなので、目を閉じることはできなかった。


「ねぇ壱。正直に答えて?」