壱との距離を縮めることも、自分の気持ちに気付くこともなく、毎日のようにダーツバーで出会いを探していただろう。


そう思うと、感謝してもしきれない。


『壱の猫でいたいの』


と言ってしまったけれど、この妙な体質もきっと壱が直してくれるはず。


こんなにぐっすり眠ってしまうほど、私の為に研究してくれているんだから。