猫耳姫とメガネ王子

男はさ、誰だって怖いんだよ?


優しくする余裕があれば別かもしれないけれど、本気で好きなヤツ目の前にして、冷静でいられるヤツなんて、いないよ?


俺は唯にもらったキーホルダーを机の上に置くと、すぐさま唯をベッドへと押さえつけていた。


ほら、俺なんか特に長期戦を戦ってきて、今ようやく勝てたワケじゃん?


余裕なんてそんなもん、くそったれなんだよ