猫耳姫とメガネ王子

そう言い、ジタバタと抵抗を始める唯。


階段の途中で暴れるなんて、普通に危ないだろう。


そう思いながら、俺は唯の体を抱きなおし、さっさと上がっていく。


「ちょっ……壱ってば!」


「ほら、もうついた」