猫耳姫とメガネ王子

「そ……だよね。壱と私なんて、つりあわないし……」


小刻みに震える声。


俺の腕からなんとか脱出しようとする唯。


「おねが……離して」


おいおい、何か勘違いしてねぇ?


俺、離さないって決めたんだけど。