もちろん、1個は壱の分だ。


そうやって休日を満喫した私たちは、他愛もない会話をしながら自宅へと向かっていた。


オレンジ色の太陽の下を2人で歩くなんて、本当に久しぶりだ。


明日からまた通常通り学校へ行くという事が、今はめんどくさくて仕方ない。


きっと、突然付き合いが悪くなった私を鈴は問い詰めてくるだろうし……。