猫耳姫とメガネ王子

「孔雀だっ!」


と、唯の喜ぶ声がして、大きな檻の前ではしゃぐ姿を発見した。


いつの間にか俺から離れて、1人で歩いて行ってしまっていたらしい。


「わりとでかいな」


俺は唯の手を握り、そうつぶやく。