猫耳姫とメガネ王子

「なぁに難しい顔してんの」


「ん? いや……」


唯に言われてやっと、自分の顔の眉間にシワが寄っていることに気付く。


チョンッと眉の間に触れられて、思わずドキッとしてしまう。


俺は完全に唯にノックアウトされているらしい……。