猫耳姫とメガネ王子

いつものように優しく頭を撫でられて、私は壱の腕の中に飛び込みたくなってしまう。


だって、こんな姿他の誰にも見せられない。


親にも親友にも。


だから、私が頼れるのは壱1人だけなんだよ。


壱がいなくなったら、私――。