いつものように優しく頭を撫でられて、私は壱の腕の中に飛び込みたくなってしまう。 だって、こんな姿他の誰にも見せられない。 親にも親友にも。 だから、私が頼れるのは壱1人だけなんだよ。 壱がいなくなったら、私――。