唯の手の平には、確かにピンク色の可愛らしい肉球が存在していたのだ。 恐る恐る触れてみると、プニプニと心地よい感触がある。 「猫の、肉球?」 まさかそんな事が――。 だけど、実際目の前にこうして存在しているではないか。