その瞬間、耳だけは敏感にピクピクと動く。
外敵から身を守るために必要な敏感さ。
だけど、それを持っている当人はどちらかと言うと鈍感で、
全くもって野生の感なんてものは持ち合わせていなさそうだ。
「ん……壱……」
ゴロンとこちらへ向けて寝返りを打ち、呟く。
その可愛い寝言に、心臓がトクンッと跳ねた。
外敵から身を守るために必要な敏感さ。
だけど、それを持っている当人はどちらかと言うと鈍感で、
全くもって野生の感なんてものは持ち合わせていなさそうだ。
「ん……壱……」
ゴロンとこちらへ向けて寝返りを打ち、呟く。
その可愛い寝言に、心臓がトクンッと跳ねた。



