猫耳姫とメガネ王子

☆☆☆

頭から冷たい水をかぶって、何とか胸の中の熱を冷ますと、俺はくしゃみをしながら自分の部屋へ向かった。




随分長い時間入っていたから、唯はもう寝たかもしれない。


そう思いながら、そっと部屋のドアを開ける。


すると、予想通り人のベッドで大の字になって眠る唯がいた。


「ってか、無防備すぎんだろ」