猫耳姫とメガネ王子

「わかってるってばぁ」


少し頬を膨らませつつ、リビングを出て行く唯。


その後ろ姿を見送って、俺は自分の胸の前で拳を作った。


やべぇ……。


やばい、やばい、やばい!


風呂上りの唯があんなに色っぽいなんて、思わなかった。