猫耳姫とメガネ王子

う……っ。


返事に詰まる私を、壱はジィッと恐ろしい笑顔のまま見つめてくる。


ここは……アレしかないっ!!


私は咄嗟に俯き、小さく肩を振るわせた。


「唯……?」


「ど……しても、ダーツバーに行きたいの……」


クスン。


と、鼻を鳴らす。