猫耳姫とメガネ王子

「や、でも……」


「つべこべ言わずに飲め。無理なら俺が口移ししてやろうか?」


そう言い、メガネを外してニヤリと笑う壱。


「……っ!」


一瞬で私の顔は真っ赤に火照る。


こんな意地悪な壱をファンの子達が見たら何て言うだろう?


嫌がる所か、ギャップに大喜びしそうだ。