猫耳姫とメガネ王子

そう言って差し出してきたのは、またしても気味の悪い液体。


今度は紫色をしていて、小さな固形物が浮いている。


どこからどう見ても、人間の食べれるものじゃない。


「これはさすがにマズイでしょ……」


自分の体も、味も含めての意味で言った。


「飲みやすくしてあるから平気だ」