猫耳姫とメガネ王子

「体に害はないから大丈夫だ」


「だだだ、大丈夫って、何を根拠に!?」


涙目で訴えてみても、壱は反応せず、私が猫耳にならないかと観察しているようだった。


しばらく時間が経っても何も変化が起こらない私に、

「どうやらこれじゃなかったみたいだな」

と、壱がビンにマジックでバツマークをつけた。


「次はコレ」