猫耳姫とメガネ王子

「さぁ、唯」


「え……?」


差し出された小瓶には、緑色のドロリとした液体が入っている。


「飲んでみろ」


「えぇ!? これ、飲むの?」


ギョッとして、壱を見る。


壱は真剣そのものだ。