そう言い、机の上にある複数の小瓶を並べていく。


「どれも体への悪影響はない薬品だから安心しな? 


もしこの中のどれかを唯が日常生活の中で摂取してしまい、


それによって体内でなんらかの変化が起きて、猫耳になったのかもしれない」


「ふ……ふぅん?」


壱の説明を聞きながら、私は曖昧に答える。



なんだか、よくわからない。


ずらりと並べられた薬品たちにたじろいてしまう。