急に壱の声色が変わって、私は壱を見上げる。 「今日、俺の研究に付き合ってくれないか?」 「けん……きゅう?」 「あぁ。唯の猫耳について調べたいから」 あぁ、なるほど。 私のための研究ってことでもあるのかな?