猫耳姫とメガネ王子

サラリと髪の毛を触れる手に、何故かドキッとしてしまう。



「それは、何?」



「へ?」



壱の指を目で追うと、そこには床に転がった勝負下着……。



私はすばやくそれを拾い、引き出しへと押し込む。



「案外過激なんだね、唯って」