猫耳姫とメガネ王子

「いっ……」



その様子に、私は勝負下着を持ったまま青くなって固まってしまう。



人の部屋の窓で、しかも少し押せば落ちてしまいそうな危うい体制で……


「なに、してんのよっ!」


慌てて駆け寄ろうとしたとき、壱は身軽にその窓枠から部屋の中へと飛び降りた。



「へぇ、猫耳直ったんだ」



「う、うん」