革命軍で力をつけ国相手に戦い、ふと思いだすように空を見つめる。
彼女が今にも降りてきて微笑んで抱きしめてくれる…彼はそんなことをあり得ないと思いながらもどこか信じていました。



戦いは最後になるだろう、彼はあの丘へと来ていました。


海辺の街はただの街に、海は静かに波を作り、暗い空は星が光っています。



丘の先で彼は剣を引き抜くと夜空へ切っ先を向けて柄を額につけて誓います。












………………。











想いは届くだろうか?

彼女は見ていてくれているだろうか?


星たちはキラキラ光るだけであの日から落ちたりすることはありませんでした。

闇に穴を開けるようにキラキラキラキラ。


笑っているのだろうか?


何がおかしいんだか……



彼はあきれながらも最後に言いました。