数年が過ぎー。 青年は立派な成人男性へと成長していました。 逞しい体つきに、あの頃の痩せこけていた顔は凛々しく先を見据えていました。 あの少女の手が離れた日から、直ぐに革命軍が動きだします。 旗をひるがえし導かれるように青年の元に助けの手を差し伸ばしたのです。 青年は驚いて空を見上げました。 …星が一度瞬いたようでした。