百万回のイエス





カタタタとジェットコースターは坂を登る。
前に座った浜岡たちのテンションの高さとは、裏腹に俺たちは一言も会話がなかった。





俺、この子の、こんにちは、か、はい、くらいしか聞いてないな・・・





とかぼんやり考えている内に、急降下を始めた。
ぐっと息が詰まって、体が浮くような感覚。





「・・・・・っ!」





隣で息を堪えるような声がして、横を向いてしまった。彼女、ユキちゃんの、必死で目を瞑って耐えている表情が目に入る。




あんまりにも目をぎゅっと瞑ってるから、俺はくすくすと笑ってしまった。もちろん、必死な彼女は俺が笑ってることに気付いてはいない。




なんでか覗き見をしている気になって、すぐ正面を向いたが、また、ちらりと彼女を見てしまう。