『ペルツー!カリンー!』

『‥それで俺は放置か。』

泣きながらペルツ達に抱き着く雪梛に苦笑いしながらもホッとする琉輝星。

『せな!』

二人が振り向くと息を切らしながら玄関の前に立つ桜がいた。

『桜!どうしたの?!』

桜はその言葉にため息をつきながら答える。

『どうしたって‥‥待ち合わせの時間過ぎても来ないから心配したんだよ!
しかも家着いたらパトカーいるし!
なんかあったのかと思ったの!』

長い前髪をかきあげながらもう一度ため息をついた。