さて‥そろそろ雪梛の家まで戻るか。

僕はニヤける口元を隠しながら雪梛の家に引き返した。

『せーなーちー!
せーあだよー!』

ん?

雪梛の家の方から声がする。

誰かが玄関の前に立っていた。

そっとベランダに向かいカーテンの隙間から雪梛の家を覗く。

女の子‥?

雪梛は友達が多いんだなあ。

そりゃこんないい子だもんな。

あ‥‥‥‥

雪梛と目が合った。

やばい‥‥‥‥‥‥‥‥












嬉しくて顔が凄く緩む‥。