まあ‥あの子はもうどうでもいい。

いや、百合子自体どうでもいい。

だって今、僕には雪梛がいる。

昔の事は関係ない。

百合子だって僕と一緒になりたかったはずなのに『殺しなさい』なんて言いやがった。

きっとあの男といるのが辛くて気がおかしくなったんだろ。

僕が行ったらあんな怖がった。

あの男と被ったんだろうか‥

ああ‥‥‥雪梛は僕のものにしなきゃ。

だって‥僕には百合子しかいないと思ってたのに‥‥‥

あんな出会い方‥

運命以外の何でもない。

愛してる。

ただ愛してる。

雪梛‥‥君をただ愛してる。

だから僕だけを見て。

あ‥もう見てるか。

るきあだっけ?

あいつと仲よさ気にしてたのも僕を妬かせたかっただけだ。

はははははは‥‥

大丈夫、もう少し待っててね。