雪梛の家に来たのは琉輝星の妹の星愛(せいあ)だった。

『星愛ちゃんどうしたの?』

『どうしたもこうしたもないよ!
るき兄から連絡きてさー
事情聞いたらじっとしてられなくて‥
そんで、せーあ来ちゃった☆』

『来ちゃった☆じゃねーよ!
お前明日も学校あんだろ!
さっさと帰れ!』

星愛の話しを聞いて苛々しながら怒鳴る琉輝星。

『まあまあ‥
星愛ちゃんも心配してくれたんだよね?』

『だってさー、せなちに何かあったら嫌だもん』

頬を膨らましながら言う星愛に雪梛は思わず笑った。

『とかなんとか言いながらお前は雪梛に会いたいだけだろ!』

『だって最近会ってなかったもん!
寂しかったのに〜』

雪梛は星愛の方を見て一気に青ざめた。