『‥髪乾かしてないしこんな格好だし‥
居留守でいいや。』

雪梛はドライヤーの音で居留守がバレると思い髪を乾かすのをいったん辞めた。

冷蔵庫へと向かい中からミネラルウォーターを出し豪快に飲む。

もう行ったかと思い玄関を見つめながらもう一口ミネラルウォーターを口に流し込んだ。

―ピンポーン ピンポーン ピンポーン

『‥なによ
気持ち悪いな‥
もしかして友達がいたずらしに来たとか?』

雪梛は玄関へと向かいドアスコープを覗いた。