『桜!
寝ていなさい!』

病室から怒鳴り声が聞こえる。

『‥るせぇよ!!!!!
あのくそったれ殺してやる!!!!!!!』

桜元気そうだな‥‥‥‥。

『やめなさい、桜。
俺達がちゃんと探してるから。
車の車種もナンバーも桜が覚えてくれてたからすぐ見つかるよ。』

俺は病室の扉を開けて桜に話しかける。

『‥っ!!!
やっぱりじゃねぇかよ!!!!!』

『?』

桜が言っている意味が分からない。

『母さんの時も事件が起きるまで何もしなかったじゃねぇか!!!!!!!!!!
今もせなが誘拐されたからやっと動いてんじゃねぇかよ!!!!!!!
何が正義の味方だ!!!!!!!!
お前が大っっっ嫌いな警察って知ってて付き合ったのはストーカーで悩んでたツレ助けたからだぞ!!!!!!!!!!!!!
あの時は色々したのに今回はなんで何もしねぇんだよ!!!!!!!!』

桜の罵声が次々に飛んできた。